3月31日に閉店した「新宿三越アルコット」の様子

先月は25日に新宿マルイカレンが閉店しましたが、31日には80年以上の歴史を持つ新宿三越アルコットが閉店する運びとなり、こちらも閉店時に多くの人々が駆け付けました。当日は強風が吹き荒れていましたが、新宿通り側の出入り口のシャッターが閉まる午後10時過ぎになっても、多くの人がお店が閉まる最期の瞬間を待っている人で埋め尽くされていました。


各出入り口の脇には、東日本大震災で被災した人々への励ましの言葉が掲載されていました。店内はすっかり閉店ムード一色になっており、GAPを始め、アパレルショップでは陳列棚が丸々開いている所などもありました。お店の中には三越アルコット以外の店舗への誘導や問い合わせ先を掲載しているお店もいくつかありました。


三越アルコットに入居している店舗の中でもひときわ有名だったジュンク堂でも当然閉店セールが行われており、本が1冊も並んでいない棚や荷造りの段ボールなども各フロアのあちこちで見かけました。荷造りが行われているといった所を除けば普段の店内とあまり雰囲気も変わっておらず、他の店舗と比べると「閉店する」という雰囲気があまり感じられず、また翌日も普段通りに開店するのではないかと錯覚してしまうような空気になっていました。




フロアの1Fには三越アルコットが新宿店時代からこれまで歩んできた歴史と、写真の数々が展示されており、現在は大塚家具が利用している新宿店の南館や「三越美術館」の様子なども掲載されていました。


閉店の時間は21時になっていましたが、マルイカレンの時と同じく閉まる時間は遅れ、21時20分頃に挨拶が行われた後にシャッターが下りました。挨拶の時には花束が贈られ、店舗でかつて働いていた人たちなども駆け付けていました。


新宿通り側の出入り口ではお別れの挨拶などは行われませんでしたが、シャッターが降りる10時過ぎになっても多くの人が「最後の時」を待っていました。また、同じ建物内にあるルイ・ヴィトンでも店員と思われる方に花束が贈るなどして、お別れを惜しんでいる人の姿も見られました。

今後は建物をビックカメラに貸し出し、ビックカメラもユニクロに一部を貸し出すことが決まっており、夏ごろには「新しい顔」として再出発を果たすことになりそうです。

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