リーマン・ショック以降のオフィス賃料の下落率で新宿区がトップに(日本経済新聞より)

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

震災以降、新宿のオフィスビルに人気が出ているという記事が先日配信されていましたが、オフィスビルの賃料で新宿が下落率でトップになっている事が、三幸エステート株式会社の調査で判明したそうです。

この調査は西新宿・新宿周辺だけでなく、新宿区全体のオフィス用のテナントなどを調査し、坪単位でデータを割り出した結果だそうで、新宿はリーマンショックと比べて約半分となる-48%の下落率を記録したようです。下落幅は隣接する渋谷区(-15530円・下落率45%)が1位ですが、新宿区も2位の-15237円になっています。また、他の比較対象として千代田区、中央区、港区が出されていますが、賃料が大幅に下落したこともあってかピーク時の賃料では2番目に高かった新宿区は最安値になっていました。

新宿区は「西新宿」「新宿・歌舞伎町」「四谷・市ヶ谷」「高田馬場・大久保」「早稲田・神楽坂」の5つに分かれているのですが、大規模、大型、中型、小型の4タイプ全ての物件で「西新宿」が最も賃料の高いエリアになっていました。最近では新宿グランドタワーや新宿フロントタワーが完成したばかりなので、もしかしたら次回の調査ではまた少しだけ上昇するかもしれません。ちなみに、上記5区をまとめて割り出した賃料の平均は1994年に集計を始めて以来最も安い価格になっているそうです。



新宿48%・渋谷45%安 リーマン後のオフィス賃料  :日本経済新聞
・オフィスマーケット2011 12月号 東京(PDF)

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