新宿サブナードの汚水漏れ 一部では「デマ」も

新宿サブナード本日の16時前にサブナードで汚水が漏れ出すという「事故」が発生し、黒い水や悪臭が一部エリアに広まり、一帯が封鎖されてしまう騒ぎがありました。

15時41分頃にすぐ近くを通った時には普段通りの静かなサブナードだったのですが、Twitterでは50分過ぎから相次いでサブナードの写真や動画が投稿され、汚水が広まっていく瞬間を捉えていました。後ほど数店舗にお話をお伺いした所、ROPE PICNICなどは床上浸水と同レベルの被害を受けていたようで、カラーコーンなどで仕切られたり、シャッターをおろして臨時休業を余儀なくされたとのことです。ただ、汚水自体の広まりはそこまで広範囲ではなく、現場から50mも離れていないPATTERN fionaの店員さん曰く「お店の手前あたりまで来た」というお話だったので、新宿中央公園のちびっこ広場と同じぐらいの範囲で収束したと見られます。

19時頃には汚水の処理がほぼ終了したものの、水族館の屋外スペースにいるかのような臭いだけはしっかりと残っており、通行人の方もお連れの方と笑いながら「臭いねぇ」と語ったりしていました。その場にいた約30人くらいの作業員の方々は床清掃、汚水のせき止め、周辺店舗へのヒアリングなどの担当に分かれ、処理に追われていました。近くには報道関係者の方も10名程度いたようで、日本テレビ、TBS、フジテレビ、そして共同通信か時事通信と思われる「通」の文字が書かれた腕章やカメラを、あちこちで確認しています。

新宿サブナードこの事故に便乗したアフィリエイト目的とみられるサイトもいくつか存在し、中には誤った情報を流すケースもありました。よくある間違い(?)としては「地下街が汚水で水没した」から派生し、サブナード全体があたかも被害を受けたかのような書き方をされているサイトです。被害を受けたのはモア4番街直下の店舗とJINSあたりまでで、4丁目の北側と2丁目の南東以外はほぼ被害はなく、2丁目広場より西側にいたっては事故が起きたことすら気が付かないほど「日常の風景」と変わらない様子でした。



他にも、地下で被害を受けた飲食店がサブナードに属していないカフェ・ド・クリエしかないのに「レストランが全滅」と書かれるなど、事実と食い違う情報が発信された他、「地獄絵図」「パニック」という言葉が使われたりと、誇張表現なども各所で見受けられました。東日本大震災などで散々問題になったデマですが、人的被害がほとんどない些細な現象でも、まだまだ発生する機会は生まれてしまうようです。



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・www.fnn-news.com: 東京・新宿駅地下街が水浸しに 下水管が破裂か
・新宿の地下街で謎の黒い液体「浸水し臭いきつい」 – 社会 : 日刊スポーツ

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