京王百貨店が100億円規模の全面改装を実施へ(産経新聞より)

小田急百貨店と並んで新宿駅西口の顔として営業を続けている京王百貨店が、2014年までにフロアの全面改装を行うことを発表しました。

全面改装を一度に行うと営業を停止せざるを得ない状況になってまうので、2003年から2007年の4年間に渡って行われた「小さな改装を積み重ねながらの全面リニューアル」と同じ手法で行くのではないかと思われます。現在のところ、プレスリリースなどで該当の情報は発表されておらず、どのような計画で改装に着手するのかは書かれておりませんでした。

流通ニュースや決算情報などを読んでみると、京王百貨店の売上げは毎月減少しており、これらの事も踏まえた上での改装という決断に踏み切ったのかもしれません。ちなみに、京王プラザホテルや京王電鉄自体の売上げは堅調なようで、月次営業概況を見ていると、現在の課題は京王百貨店の建て直しとなっているようです。



対する小田急百貨店も直近1年ほどでは今年の1月以外は前年比の売上げを下回っているのですが、2店舗から離れた高島屋・伊勢丹・三越の売上げは前年比で増減を繰り返しており、全てをまとめて「百貨店離れ」と結論付けるには難しいかもしれません。これが新宿駅西口特有のものなのか、はたまたお店側に問題があるのかは、今後のリニューアルでわかっていくのかもしれません。

・京王百貨店、新宿店を全面改装 – SankeiBiz

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