創業の地である高田馬場でサービスを開始し、現在は港区に本社がある東証プライム上場企業として運営されているマネーフォワードですが、西新宿7丁目の小滝橋通り沿いに本社を置いている「シャトク」をグループ会社にすることを発表しています。
シャトクでは企業による社宅借り上げの補佐的なサービス、加入企業の従業員に2%還元のVISAカードを発行するサービスを展開していますが、今回は主に前者のサービスにおいて、両社が協力できる体制を構築する事を目的にしているようです。具体的には、マネーフォワードクラウド会計、マネーフォワードクラウド給与といった法人企業向けのサービスを、社宅管理システムとより密接に連携できるようにし、中小企業やスタートアップ企業への売り込み時の強みにしていくようです。サービス連携後には、社宅借り上げ制度に関する1件あたりの処理作業を数分で片付けられるというシミュレーション結果(?)を出しており、担当部署の負担軽減に力添えできる連携になるようです。
マネーフォワードが成長するきっかけになった個人向けサービスのマネーフォワードMEについては、今月から三井住友FGとの合弁会社が運営を行っているので、今回は収益の柱として明確に稼働し始めた法人向けサービス強化の流れでのグループ化になるようです。なお、シャトクの本社はシェアオフィスのクロスオフィス新宿に設置されており、これまで公開されてきた従業員数も10人台なので、そう遠くないうちに本社の移転などが行われるかもしれません。
・株式会社シャトク、株式会社マネーフォワードのグループ会社化へ | 株式会社NOW ROOMのプレスリリース