富士急行とJR東日本では、16日から「富士回遊」と名付けられた特別な特急列車の運行をスタートさせます。これにより、新宿駅と河口湖駅を最速1時間52分で結ぶ定期便が新たに設定されます。
富士回遊は新宿駅から立川駅、八王子駅、大井駅までを中央線の路線を使って走った後に富士急行線へと乗り入れ、都留文科大学前駅、富士山駅、富士急ハイランド駅、河口湖駅へと続く路線です。公式発表によると、富士回遊を使うことで新宿駅と河口湖を結ぶルートを約30分短縮できるとありますが、現在かいじから富士急行線に1回乗り換えるルートを選択した場合だと、所要時間が2時間5分となっており、最速ルートと比較すると約10分の短縮になります。また、そのかいじとは新宿駅から大月駅までの間を併結して走るとのことです。
新宿駅と河口湖駅をつなぐ路線は、これまでも「ホリデー快速富士山」という臨時列車がありましたが、今回のような定期便での運行は初めてのことだそうです。ただ、電車という特性上、下りも上りも一定時間に集中して運行が行われるため、希望の時間帯に富士回遊が走らない場合は、バスタ新宿から発車する高速バスなどを活用した方が良いかもしれません。
・JR・富士急行直通特急 富士回遊 2019年3月16日デビュー | 富士山に一番近い鉄道 富士急行線
・富士回遊 – Wikipedia