AppBankの会社で使われていた資金をめぐり、元役員のやりとりなどが一部で注目されていましたが、これまで何度も疑惑の当事者として浮上していた元役員が、東京地検特捜部によって逮捕されました。
逮捕された木村朋弥容疑者は、会社に在籍していた頃には経理を担当しており、2年間で1.3億円以上のお金を騙しとった詐欺容疑がかけられています。これまでに複数の銀行口座などを介して行なわれたことが明らかになっていて、詐欺の「協力者」に対しては手数料を支払っていたことも判明しています。
木村容疑者は既に詐欺を認めていて、取材に対してお金を返していきたいと語っています。盗まれたお金が帰ってくるということで、AppBankの資産は1億円以上増えることが確定しているものの、投資家などにとっては逮捕自体が悪材料となっているため、株価は特に大きな変動もありませんでした。
・AppBankの元役員 詐欺容疑で逮捕 | NHKニュース