山本一郎さんらがきっかけとなり、明るみに出たAppBankの元役員による不正送金などの疑惑について、毎日新聞が元役員などに取材を行なっています。
「上場ゴール」とも言われるようになった近年のIT企業などの株式公開ですが、今回はその最中にも行われていた不正だそうです。ただ、不正送金の改ざんが巧妙な手口だったとする報道や指摘などについては、当事者である元役員が取材に応じているそうですが、ご本人の説明によると表計算ソフトをいじっただけの「簡単な不正」だったと説明しているようです。
AppBankと監査法人は、今回の取材には口を閉ざしているようで、事件の詳細が他の当事者から語られることは無かったようです。なお、記事ではあまり業績が良くなかったり、コンプライアンス上の問題を抱えていても、安易に企業が上場できるという制度について疑問を投げかける論調で書かれているため、IRなどでも話題に登っていた暴力団関係者との関わりについては、特に書かれていませんでした。
・IT企業:元役員が1.5億円不正送金…上場時見抜けず – 毎日新聞