未だに根本の計画がままならない西新宿三丁目西地区での再開発のような極端な例でなくとも、建物の新築工事が当初のスケジュールよりも遅れるということは少なくないのですが、近年の新宿駅周辺では珍しく予定通りに新築工事が終了した11階建てのビルにて、本日から新宿オカダヤ本店の営業が始まっています。
建て替えによって新宿大ガードの西側からでも存在を認識できるようになった同店には、アルタへの一時的な移転を行っていた生地館をはじめ、一帯に点在していたオカダヤ関連の売り場が全て詰まったビルになっています。各種生地やボタン、毛糸、化粧品、リボンといった素材類を販売する他、ぬいぐるみや毛糸の販売などを行うイベントスペースもあり、手芸関係のオールラウンダーなお店へと生まれ変わっています。本日はビルの入り口で店員の方がフロアガイドを記した冊子の配布を行っていましたが、同時に手渡されたチラシにはグランドオープン記念の商品に関する告知も実施しており、123個の糸をセットにしたケースから、一般的なタイプのレース生地まで、様々なジャンルの商品を記念商品として取り扱っていました。
お店自体は「完全体」の姿に戻る事が出来たものの、建物の本稼働自体はまだもう少し先のようで、1階から5階までのフロアは立ち入りを制限しています。また、先日まで使用していた本店の建物、工事関係者の方が使用していた建物の「今後」についても特に案内を行っていませんでした。なお、オカダヤが手掛ける女性用下着ブランドのグラマーバイアンテシュクレも同ビルへの移転を果たしており、唯一の地下フロアを使用しているとのことでした。
・新宿オカダヤ本店 グランドオープンのお知らせ: 新宿オカダヤ