2020年の新型コロナ第1波直前というタイミングで開業したものの、現在は外国人観光客の方々を頻繁に目にするようになったMIMARU東京 新宿WESTですが、ジャパン・ホテル・リート投資法人が同ホテルの不動産信託受益権と「ホテルに付随する動産」を取得しています。
7月12日に公表された情報では、取得金額について約96億円と記載されており、同日に取得を発表したホテルアマネク新宿歌舞伎町の約88億円を上回る形になっています。部屋数や総面積、立地などで大きな差が生まれるので単純な比較はできませんが、後者に関しては不動産信託受益権のみを取得しているため、そのあたりでも取得金額に差が出ているのかもしれません。7月末には沖縄のホテル2施設も取得していますが、ポートフォリオを新しい順に並べると、MIMARU東京 新宿WESTが同投資法人で3番目に新しい施設になります。
また、ヒルトン東京ベイを始め、ヒルトン系列のホテルをいくつも取得していますが、ヒルトン東京の取得は行っていないため、イビス東京新宿の売却以来3年ぶりに新宿区内の不動産を手掛ける事になるようです。なお、あくまでも経営面に関する情報ということもあってか、MIMARU東京 新宿WESTの公式サイトではこの件に関する発表は行われていません。
・【公式】MIMARU東京 新宿WEST | アパートメントホテルミマル(MIMARU)
・ジャパン・ホテル・リート投資法人[8985]:国内不動産信託受益権の取得完了に関するお知らせ(MIMARU東京 新宿WEST及びホテル アマネク新宿歌舞伎町) 2024年7月12日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞