8月末に廃止された小田急エース北館付近のトイレですが、すぐ隣に設置されていたエレベーターも先月末をもって再開発を理由に廃止され、別の場所への案内図などが掲示されています。
この設備は、主に足の悪い年配の方や車椅子を使用している方などを想定しているようで、高さも2~3m程度しかない小規模なものではありましたが、バリアフリーの観点から必要不可欠な設備だったようで、この近辺を通る時には数回に1回の割合で車椅子利用者の方がエレベーターから出てくる姿を目撃しています。また、新型コロナの流行前は大型のキャリーケースを複数個運び込む中国語圏の方もしばしば見かけており、荷物を運ぶという意味でも便利な設備でもあったようです。
迂回路などの案内こそされていますが、代替となるエレベーターも今月から稼働を始めており、かつて小田急百貨店本館の「デパ地下エリア」に繋がる階段だった場所などを活用して、新しい導線の確保を行っていました。なお、このすぐ近くにある「9月下旬までの封鎖」を告知していた一部階段などは、少なくとも昨日の段階ではバリケードの取り外しなどが行われておらず、やや使いにくい状態が続いていました。