今年の8月で復活から3年目を迎えることになり、最近では紀伊國屋ホールでの毎年の風物詩とも言える熱海殺人事件を上演していた新宿シアタートップスですが、その両劇場を同時に使用する舞台が上演されることになったそうで、23人の出演者が双方の舞台に登場する特殊な公演が行われます。
「ダブルブッキング!」と題した同公演は、2008年に初めて上演されたものでしたが、旧シアタートップスの閉館に伴って1シーズン限定の舞台になっていました。が、今回両劇場からの協力を得たこともあり、15年ぶりに舞台の開催が決定したとのことです。公式サイトではあらすじやストーリーだけでなく、両劇場に出演する俳優の方々の「割合」も紹介されていて、ほとんど片方の劇場にしか登場しない方もいるものの、全員が2つの劇場を行き来することなどを棒グラフ形式で記載されています。
公演は7月13日から23日まで行われ、休演日を除いて15公演予定されていますが、お客さんは両劇場を行き来することが出来ないため、上演内容の全貌を知るには最低別の劇場に2度足を運ぶ必要があります。チケットについては紀伊國屋ホールが5500円と7000円の2種類、新宿シアタートップスでは8000円の1種類が販売されています。なお、他の各種舞台イベントと同じく偶然を装った面会を含む出待ちなどを禁じていますが、上演中にそれらの行為を行った場合はストーリー進行の妨害にも抵触するため、場合によっては劇場側などから別途「より強力な処分」を受ける可能性もあります。
・『ダブルブッキング!』-2023- ~開演まであと2時間!~ | OFFICIAL WEB