京王百貨店の7階では、現在三つのフェアが行われており、その中でも他とは違う路線のフェアとして「東西老舗大古本市」なるフェアが催物場7階の右奥で行われております。
タイトルの通り、日本各地にある古本屋から集められたさまざまな本が一堂に会しており、時の流れを感じさせるようなポスターなどもところどころにちりばめられております。本の種類も様々で、90年代に発行された「死語読本」なるものから、どこかの大学の研究結果、大学の論文、アイヌ語を研究した古そうな本などがありました。学問だけでなく、推理小説や明治天皇を題材にした小説も販売されており、中には「検察秘録・226事件」というような本まで置いてありました。
また、場所によっては場を仕切っている店主に声をかけなければいけないものもあり、これらの本がいかに大切にされているかがよくわかりました。スペースはとなりにある婦人服フェアの1/4程度ですが、濃度が非常に高く、眺めているだけでも雰囲気に癒されるような感じでした。