証券取引委員会「不自然な株の動き」で医療ベンチャーを調査(テレビ朝日より)

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

三井花桐ビル国内でも新型コロナワクチンの流通が始まり、医療従事者の方を優先する形で接種がスタートしている中、そのワクチン開発に貢献しようと考えていた企業を巡り、証券取引委員会が調査を始めたようです。

調査対象となったのは、医療ベンチャーとして西新宿7丁目に本社があるテラという会社で、一時期は富士フイルムやアンジェスなどと共に、ワクチンに期待できる国内の医療系企業として名前が掲載されたこともありました。「勢い」があった時にはメキシコでのワクチン臨床試験を行うと発表し、国内初のワクチンも期待されていたものの、今に至るまでワクチンの臨床試験そのものが実施されていないとのことです。

現在テラの株価は200円台で今日も報道を受けて一気に下落するなどしていましたが、1度目の緊急事態宣言前には100円を切り、ワクチン計画発表後には2175円になっていたため、仮に500万円ほどの資金で底値付近と最高値付近で売買した場合、1企業の株を3カ月足らず保有しただけで「億り人」になれたようです。ただ、今回証取委は、その取引に関して問題があると見ているとのことなので、場合によってはインサイダー事件などの各種金融事件に発展する可能性もあります。


コロナ治療薬開発会社を調査 証券取引等監視委|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト
プレスリリース | がん治療・がん免疫療法のテラ株式会社



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