「デモ隊の柏木公園からの出発」8月から禁止(朝日新聞より)

柏木公園新宿区内では、主義や主張を問わず毎週のように様々なデモ活動が行われていますが、これらのデモを実質制限する形の対応が取られることになり、その一環として柏木公園などが「出発地点」から外されることになったようです。

この対応は国や都の条例などに関係したものでなく、新宿区が直々に出した指示だそうで、外国人差別のヘイトスピーチが原因だとしています。また、交通規制やデモ隊が出す音などについても苦情が出ているとのことで、花園西公園、西戸山公園でも柏木公園同様にデモ隊の出発地点として使えなくなります。東日本大震災の発生後に頻発した原発反対デモでは、1つの横断歩道につき最大10分程度の規制が3回ほど連続して起きたり、逆に街宣車などを持ち出した右派系のデモでは、新宿警察署の東側に止まっていた車からの音声が東京医科大学病院まで届いたりと、西新宿だけでも大きな「影響」を受けていました。

前述のとおり、新宿区側はヘイトスピーチを理由の1つにに挙げていますが、この件についてはヘイトスピーチを批判するリベラル派の方々などからの批判が強く、朝日新聞も社説で区の対応を批判しています。なお、今回のように公演のデモでの使用を制限する動きは、全国的に見ても初めてのことだそうです。



新宿区、公園のデモ使用を制限へ 理由は「ヘイト対策」:朝日新聞デジタル

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