4月4日に開業となるバスタ新宿のオープンプレイベントが開催され、普段お客さんらが使用可能なスペースから開業後は決して入ってはいけないような車道まで、様々な場所の観覧が可能になっていました。
「開放」されたのは3階のタクシー乗り場などと4階のほぼ全域で、3階のインフォメーションセンターのような場所など、開業後に使用になるスペースの一部は立ち入りが制限されていました。車道のど真ん中では道の駅物産展と題した各地域の様々な特産品を販売されるイベントが行なわれており、和菓子、野菜、果物など、様々な商品が並べられていました。また、地域のPR活動なども同時に実施されていて、AKB48を卒業する予定の永尾まりやさんを起用した芝山町のポスターをはじめ、土地の名産品などを大々的に宣伝するものだけでなく、PR大使を全面的に押し出して宣伝する広告なども設置されていました。
4階ではバスの待合室が設けられており、イメージ画像では椅子がいくつも用意されていましたが、現在はオープン前で、なおかつイベントが行なわれたということもあって、パイプ椅子が一部に並べられ、簡単に作られた舞台が用意されていました。文化放送のレコメン!の公開収録ではMCのオテンキのりさんの他、高橋愛さんと嗣永桃子さんが登場し、高橋愛さんの夫婦でのお金の管理方法などが語られていました。女性アイドルと元女性アイドルのイベントということもあり、見に来ている人は9割近くが男性で、かつて嗣永さんが行なっていたツインテールの髪型を真似する中年男性など、新宿周辺ではあまりみかけないタイプの方もしばしば見かけました。
公開収録後にはバスタ新宿の命名者となった8名の表彰式も行なわれ、それぞれ賞状と記念の盾が贈呈されていました。放送自体には直接関係ないようでしたが、この時の司会進行には文化放送の加納有沙アナウンサーが行なっており、式典終了後には関係者の方と写真撮影をされていました。仮設のような形で作られていた仕切りの壁には、これまで新宿駅南口で行なわれてきた工事の様子を紹介するコーナーが設けられ、10年以上前に小学4年生だった柏木小学校の児童らの写真などが掲載されていました。
今後、バスやタクシーの出入り口となるT字路には新しく信号機も設置されますが、工事終了後には1車線増えて、結果的には一帯の渋滞も緩和される予定になっています。現在は両方向とも2車線で、かつ西側へ向かう車道は一部スペースがタクシー乗り場になっているといます。また、新宿御苑方面も交通量と運輸能力が咬み合っておらず、この日もSKE48の新曲を宣伝していたラッピング車両を、遅めに歩いても追い抜けるほどの渋滞が起きていました。
なお、各地にあるバスターミナルですがそれぞれ対応が変わっており、ヨドバシカメラ近くの新宿高速バスターミナルは開業後に到着専用のターミナルとして6月まで稼働、新宿住友ビルのバスターミナルは開業とともに即移転という形になるそうです。また、都営バスや新宿パークタワー行きのシャトルバスを始め、高速バス以外の車両については引き続き従来の場所を使用していくとのことです。