大江戸線の都庁前駅では、訪日外国人などに対応するために新しいシステムを導入し、従来よりも大きなサイズの券売機を1カ所に設置し、25日から稼働を始めています。
写真にもある通り、右側にある元々の券売機と比較すると1.5倍程度のサイズがあり、画面以外にも硬貨の投入口やお釣りが出てくる場所などが拡張されています。これまでの券売機は料金が書かれた部分をタッチするだけのシンプルな設計でしたが、この券売機では目的に応じて使い分けが可能で、東京スカイツリーや雷門などといった観光スポットから駅を探し出すという方法が可能になっています。また、タッチする際の効果音のようなものも機械的なものから変更され、近未来をイメージしたドラマなどで使われるような効果音になっていました。
ただ、訪日外国人向けとは銘打っているものの、対応している言語は英語と中国語、そして日本語の3言語のみで、スペイン語やポルトガル語、韓国語など、訪日観光客の層や話者数から逆算して需要がありそうな言語は用意されていませんでした。なお、券売機は3月末までの試行期間が設けられています。
・訪日外国人向け次世代券売機の試行運用を行います | 東京都交通局