今大会から大きなコース変更が行われ、運営面などでも若干の変更が行われた第11回東京マラソンですが、これまで通りスタート地点は東京都庁前となり、新宿区内ではほぼコース変更もなかったことからか、目立った混乱もなくスタートし、多くのランナーが新宿を去っていきました。
テロに対する警戒などから十字架を背負うなどの大々的なコスプレや、政治的主張を行う幟を身にまといながらの参加などは行われなくなりましたが、特殊な衣装でイベントに臨む人は今回も少なくなく、思い思いの衣装で大会に挑んでいました。
一昨日にスーパーマリオに関する商標権関連の裁判が行われる事になったばかりの任天堂のキャラも少なくなく、目視で確認しただけでもマリオが25人前後いたほか、比較的コスプレのしやすいノコノコ風のコスプレをしている人もいました。ただ、なぜか今回はルイージやピーチ姫の姿は確認できず、主役級はマリオくらいしか目立った物がありませんでした。
「実在する人物」では、ピコ太郎さんの姿が複数ありましたが、持ち物系にも制限がかけられているため、ペンやリンゴを持っている人の姿はありませんでした。いわゆる「萌え系」のコンテンツも、これまでの大会では涼宮ハルヒの憂鬱などのコスプレが確認できたものの、今大会ではほとんど見かける事がありませんでした。ただ、ブラウザゲームの艦隊これくしょんの作中に登場する「水雷魂」という単語が書かれたTシャツを着用しているランナーが走っていて、背中には旧日本海軍の船でもある「登場人物」が記載されていました。
ちなみに、公式Twitterアカウントでは9時38分に最後のランナーがスタートしたと紹介していましたが、規制解除用の警視庁の車が走り終えた9時50分前後に新宿三井ビル前を通り過ぎるランナーがおり、係員の方が若干慌てながら誘導を行ったものの、日本語が通じなかったために新宿警察署前を通って東へと向かっていました。
トップが日本橋付近まで走っていた9:38に最後のランナーがスタートしました。#東京マラソン #走る喜び pic.twitter.com/PD4zdS61nf
— 東京マラソン財団 (@tokyo42195_org) 2017年2月26日