業種にかかわらず、新宿駅周辺に本社を置いている大企業は数多くありますが、その中でも売上や資産などで頭一つ抜きん出ているSOMPOホールディングスが、アメリカの保険関連企業を買収すると発表しました。
買収金額は約6400億円から6500億円で、これは三越伊勢丹ホールディングスが発行している株を今日付けの金額で全額購入しても、まだ約2000億円ほどお釣りが来る計算です。今回買収するエンデュランス・スペシャルティ・ホールディングスは、タックスヘイブンの地域であるバミューダ諸島に本社があり、サイバー攻撃への企業に対する保険など、少しユニークなタイプの保険を扱っている会社だそうです。
買収自体は損保ジャパン日本興亜が行うため、SOMPOホールディングスにとっては孫会社ということになりますが、単純に利益を足し算するだけでも連結決算での純利益が2倍以上に膨れ上がり、500億円を突破するそうです。なお、買収については既に持ち合わせている資金を使って工面するということで、来年3月までに買収を完了させる予定です。
・SOMPO、米保険大手の買収を発表 総額6394億円 :日本経済新聞
・Endurance Specialty Holdings Ltd.社買収手続き開始の合意について | SOMPOホールディングス