伊勢丹の6階にある催物場では8月31日から9月5日までの6日間にかけて、京都の食品や工芸品を集めた「第24回京都展」が開催されています。
通常の物産展と同じく会場の大半を食料品が占めており、お店を見に行った時には会場最深部にあたる売り場でも長蛇の列が作られていました。奥にあるお店では16時から直送便で届いたパンを販売していたのですが、16時30分頃に見に行った時も行列が作られ、目に見えて人気店であることを証明していました。逆にイートインスペースは普段よりも落ち着いた雰囲気になっていて、インド料理店などをはじめ、全店舗で並ぶことなく食事を楽しめるようになっていました。
商品の都合上、強烈なゴマの香りが漂うスペース、焼きたてのみたらし団子を嗅覚で楽しめるスペースなどもあり、一部では若干変わり種の商品として、ワイン漬けのらっきょうなども販売されています。また、出町ふたばでは整理券も配布され、京都の伊勢丹で人気のある和菓子を新宿で買える「チャンス」を掴もうと、こちらでも長い行列が形成されていました。
衣類などの売り場では藍染めや着物、小物などが、僅かなスペースでありながら存在感のある見た目で並んでいました。茶道関連の道具を扱っているお店では、角谷一圭氏が手がけたという一点ものの釜が、セール品として約30万円で販売されていました。