昨年は震災の影響による電力不足で休業日を11年ぶりに設けるなどの措置を取って営業日を減らしていた伊勢丹ですが、3日前の2月15日からオープンしている時間を短縮するという形で営業を行っています。
今回の営業時間の短縮は東京電力の原発事故による電力不足の営業ではなく、百貨店業界で相次いでいる売り上げ減少に対する措置のようで、人件費の圧縮などを考慮しているそうです。また、新宿店では2月28日に半年ぶりの休業日が設けられることになっているようです。15日から29日までの間は午前10時30分から午後7時30分までになっていますが、24日と25日のみ営業時間が午前10時30分から午後8時になっており、「30分短縮」の形となっていました。
ただ、過去の売り上げ速報を見ると新宿店では「伸率」ではほぼ横ばいの状況が続いており、三越伊勢丹HD自体も9月の中間期決算において最終利益が前年同期比で約50倍になるなど、休業日を設けなければいけないほど収益そのものが悪化しているわけではないようです。
・伊勢丹新宿本店で営業時間短縮…開店は午前10時半
・三越伊勢丹HDの9月中間決算、最終益は50倍の大幅増益に