新宿警察署からの着信を示す「不審な電話」全国で400件以上確認(NHKより)

新宿警察署
昨年に過去最悪の被害額が生まれてしまった特殊詐欺ですが、その詐欺にまつわる新しい手法が誕生しているようで、発信先として新宿警察署などが悪用されているとのことです。

新宿警察署の代表番号からかかってきたという電話に出ると、「犯罪の容疑がかかっている」などと言った連絡を行い、その後は何かしらの手段を用いた上でLINEなどに誘導してお金を振り込ませるという、典型的な特殊詐欺の手口を使用しているそうです。新宿警察署からかかってきたという相談自体は全国から来ているとのことですが、新宿警察署以外にも警視庁などの番号が表示されるケースもあるとのことで、様々な警察関係施設が加害者の役回りに仕立て上げられているようです。

表示される電話番号を偽装する手口は、過去にも何度か問題視されたことがありますが、今回の件に関しては完全に国内の電話番号から発信されたという手法を取っており、手法が分かっていない以上は予防策などを講じることは現状不可能なようです。ただ、「犯罪の容疑がかかってくる」という電話をかけてきているのに、任意出頭に関する話などを行わず、電話で作業を完結させようとする現象自体が不自然なので、このような電話が来た場合は電波が悪いフリなどをして電話を強制的に切り、被害拡大の防止を兼ねて本当の新宿警察署に連絡をするなどの対応を取った方がいいかもしれません。



“新宿警察署の代表番号から不審電話” 新手口の特殊詐欺か | NHK | 東京都
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電話の発信者番号は偽装できる? | 日経クロステック(xTECH)

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