若干の誇張こそあるものの、今年に入ってからプライベートバンクを題材にしたドラマが放送されていますが、そのプライベートバンクにやや近しい事業を手掛けている青山財産ネットワークスが、西新宿の物件を不動産小口化商品にして販売しました。
具体的な物件の詳細には触れていないものの、「ADVANTAGE CLUB 新宿駅西口任意組合」と名付けられた商品は、西新宿1丁目にあるビルを取得し、不動産から得た収益を分配するというもので、基本的には私募REITや不動産版クラウドファンディングに近しい形の投資商品になっています。富裕層向けのコンサル会社としてさまざまな商品を取り扱っている同社は、これまでもADVANTAGE CLUBと題した不動産関連商品を3種類販売しており、一定の成績を収めているようです。
どれぐらいの規模感で募集したのかは不明ですが、16日に発売された同商品は、翌日には募集口数に到達したという発表を行っており、現在はキャンセルが出た際にのみ再度応募が可能になっているとのことです。なお、不動産の概要には、JRの新宿駅よりも京王線の新宿駅の方が近い事、入居テナントに事務所と店舗、クリニックがある事を明かしています。
・青山財産ネットワークス[8929]:「ADVANTAGE CLUB」募集口数到達のお知らせ 2025年1月17日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞
・ADVANTAGE CLUB(アドバンテージクラブ)のご案内
・木曜ドラマ『プライベートバンカー』|テレビ朝日