外国人の方々がYouTubeに投稿する「日本旅行Vlog」などでは、現在もしばしばSuicaの利便性などについて取り上げられることがありますが、近年は万博の影響なども受けて、QRコードを用いた乗車券やクレジットカードでの乗車を可能にする端末の設置などが行われています。そんな中、西武鉄道では昨日から実証実験という形で、一部の駅にタッチ決済での乗車が可能になる端末の設置などを始めました。
現在は21駅が対象になっており、その中には西武新宿駅も含まれています。ただし、今回は全部の改札を刷新しているわけではなく、対象となっている改札は正面口のインフォメーションセンター側にある1台のみでした。また、この件に関する大々的な周知活動なども特に行われておらず、対象の駅自体も限られているためか、5分ほど眺めていても同端末を利用している方の姿は見かけませんでした。
実験の終了期間についても特に明かされていないのですが、駅員の方にお話を伺った所「ずっと付けてます」とのお返事をいただいており、今後本稼働を始めるまで利用できる可能性があります。なお、今後の予定については2026年3月に利用可能な駅を増やし、翌年には小竹向原駅を除く西武線全駅でタッチ決済乗車などを実現するとのことで、従来の切符を廃止する予定も立てています。
・より便利に、よりシームレスにご利用いただくために 西武鉄道の乗車券システムが進化します – PDF