運営が破産を申請したアリシアクリニック西新宿の店舗などで「告示書」を掲示

脱毛医療を手掛けるアリシアクリニックを運営している医療法人社団美実会などが、破産を申請したことが明らかになりましたが、新宿3丁目や西新宿にある「事実上の店舗跡地」でも、それぞれ関連した告知を出していました。

「アリシアネオ」だった新宿西口院を4月から現在の店名にし、7月には姉妹店だったじぶんクリニックを全てアリシアクリニックに統一するなど、同院では今年度に入ってから1つのブランドに注力するような動きを見せていました。しかし、10月31日には新宿南口院への統合を理由に、じぶんクリニックの看板を残したままだった新宿三丁目院を閉院させるなど、店舗の運営方針をやや性急に変えることもありました。既に新宿南口院が入っていた小川ビルのエレベーター部分、リニューアルを行った新宿西口院の入り口では、どちらも破産管財人名義の告示書を貼り付けており、敷地内への立ち入りを禁止することなどを記載していました。

TBSなどの一部報道では、返金などが難しい状況であることなども伝えられていますが、会員だった方への「救済措置」を競合のクリニックが既に始めているようで、新宿西口院から徒歩5分程度の所にあるストラッシュ、同じく新宿南口院から徒歩約5分の場所にあるゆうスキンクリニックにて、それぞれキャンペーンを実施しています。ちなみに、新宿三丁目院を設置していたヒューリック新宿三丁目ビルの4階は、昨年まで銀座カラーが営業を行っていたため、見方次第では2年連続で入居テナントの運営会社が破産を申請するという事態に見舞われたことになります。