新宿の各映画館で東京国際映画祭の様々なイベントが行われている中、今月の23日と24日に新宿芸術天国が開催され、昨年までと同様によしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属している芸人さんを始め、テレビなどに出演されている方が多数登場していました。
開会の挨拶は小田急百貨店と新宿アルタ前の2カ所で行なわれ、それぞれ新宿区長の吉住健一氏や三越伊勢丹HD社長の大西洋氏らの他、ウーマンラッシュアワーの2人と村上ショージさんが登壇しました。挨拶では区長らによる真面目なものだけでなく、村本大輔さんが大西洋氏に予定にない質問を行ったり、バラエティ番組で西新宿の高級マンションに住んでいる事が明かされているノブシコブシ・吉村崇さんの家について詳細な説明を行なうなど、ウィットに富んだコメントを続けていました。ちなみに、新宿アルタ前ではいかつい風貌の男性が開会式開始から終了まで警備員の方に因縁をつけており、大声を出した際には村本さんらが声の出た方向に振り返るなどしていました。
開会式が行なわれた後、西側と左側のそれぞれのエリアで様々な催しが開かれ、日本舞踊(?)やお笑いライブなどが行なわれました。お笑いライブの後にはファッションショーが行なわれた他、阿波おどりやジャズライブといったものも披露され、様々なカルチャーを1カ所で楽しむことができました。
新宿芸術天国の企画とは別の形でしたが、新宿ステーションスクエアでは「GiRLS PRINK!」というイベントが行なわれ、女性DJによるプレイの他、現在新宿ルミネでPR活動を行っている田中アリスさんによるライブも開催されました。新宿ステーションスクエアの音楽ライブでは、ファンがたくさん集まるために盛り上がることが多いのですが、今回は様々な層のお客さんが多いことや、DJの方が流す音楽も落ち着いた雰囲気のテクノポップやハウスが多かったため、静かに音楽へ耳を傾ける人の姿のほうが圧倒的に多くいました。
グランドフィナーレでは新宿の各百貨店だけでなく、NTT東日本やJR、京王電鉄、西武鉄道といった各インフラに携わる企業などが各々の制服などで参加した他、予定になかった情報として乃木坂46の一部メンバーが数分だけ登場しました。観客に手を振るといったことはあまりしていない様子でしたが、ANNA SUIのモデルとして活動している齋藤飛鳥さん(と思われる方)がインタビューに応じたりしていました。
パレード参加者の中には東京モード学園とお笑い芸人によるコラボレーションとして、南海キャンディーズの山崎静代さんが派手な衣装に身を包んだりして、会場を沸かせました。最後には、パレードに参加した人々らで、イベント開催時に行ったコール&レスポンスによって幕を閉じました。なお、エンディングでの挨拶では、来年にも同様のイベントが開催される可能性があるということが、明らかになっています。
・新宿芸術天国2015 | 新宿を、これ以上盛り上げてどうするんだ。