ここ数年で西新宿に数多くの駐輪場が設置されていますが、東京都が行った調査によると、昨年度は都内の駅周辺に放置された自転車の数で、新宿区が2位となったそうです。
調査が「昨年10月のうち任意の1日で、晴れている日の午前11時から」ということで、情報が若干偏っている可能性もありますが、駅から半径500m以内に存在した放置自転車を確認した結果、新宿駅が2位という結果になりました。ただ、前回調査時では760台が確認されて2位だったのに対し、今回の調査では677台で2位だったので、放置自転車は減少しているということになります。なお、前回1位だった錦糸町は4位に、前回3位だった秋葉原が1位になり、これまでトップ5に入っていた東京駅がランク圏外になったようです。
現在も新宿駅周辺では駐輪場以外の場所に止められた自転車や、契約していないにもかかわらず、契約者用の駐輪スペースに止められた自転車などが目立っていますが、最近設置された有料の簡易的な駐輪場の利用者も多く、稀に全てのスペースが埋まってしまうという光景も見かけます。都心で自動車を所有するメリットが少ない、収入が少ないなどの理由で自転車の利用者も過去に比べると増加していますが、都内全域で駐輪場の数も増えているようなので、これらの活動が放置自転車の増加などを食い止められるかもしれません。
・「駅前放置自転車の現況と対策-平成 26 年度調査-」について(PDF)
・駅前放置自転車の現況と対策-平成26年度調査-
・駅の放置自転車、秋葉原がワースト 人口の都心回帰影響