伊勢丹新宿本店における年間の売上高 4000億円を突破

伊勢丹
三越伊勢丹ホールディングスが本日発表した連結決算では、過去最高益を更新した事や時期を遡っての増配、300億円を上限にした自社株買いの実施などを発表していますが、決算説明会のために作られた資料の中では、店舗別の売上高などについても言及されています。

三越日本橋本店と並んで旗艦店に位置づけられている伊勢丹新宿本店は、2024年度の売上高が4212億円に達したそうで、資料の4ページ目に記載された「実績のサマリー」で取り上げられるほどのインパクトを与えています。前年比との割合で見ると三越銀座店の118.5%が「系列店1位の伸び」になっているものの、売上高ベースでは伊勢丹新宿本店が453億円でダントツの1位を記録しています。最近はSUUMOの住みたい街ランキングを引用しながら、立川市が新宿の代わりになり得るというニュアンスの特集などが組まれる事がありますが、同市にある伊勢丹の売上よりも多い金額を積み増ししたことになります。

ただし、今年度の見通しについては保守的な見方をしており、前年度比で77億円増の4290億円になると予測していました。また、不動産事業に関しても好調であるという説明を行っているものの、決算資料や別の報道などで取り上げられていた「再開発計画」の進捗には触れられておらず、新宿アルタの跡地に関する情報もありませんでした。



三越伊勢丹ホールディングス[3099]:2025年3月期 決算説明会資料 2025年5月13日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞

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