パークタワー西新宿の敷地内に整備された広場など今日から稼働を開始

昨日で建物の工事が事実上終了したパークタワー西新宿ですが、本日から建物の敷地内にある広場として整備された空間、南側の車道などが使えるようになりました。

長らく工事用のバリケードで覆われていた空間は、封鎖用の資材（？）を簡易的な柵、カラーコーンへと変えてきましたが、本日からはどのスペースも自由に通行できるようになりました。新設された車道の南側にある空間も若干の再整備が行われ、ザ・パークハウス西新宿タワー60の周辺にあるものよりも広い歩道へと姿を変えています。工事に伴って北側一帯から撤去されたドコモバイクシェアのポートは復活しなかったものの、建物の南側にはLUUPのポートが数台分整備されていました。

今回はパークタワー西新宿以北で行われた各種再開発とは違って、新しい公園の整備は行われなかったものの、建物全体を囲うようにして樹木を植えていたり、建物そのものにもつる植物を植え込んだりしています。また、一部区画にはヨウコウザクラとシダレザクラの案内があったので、4月前後には桜の花びらなどが舞うようになります。

保育園運営のAIAIを除き、まだ建物内で営業する店舗などの情報はほぼ明らかになっていませんが、駐輪場はアマノマネージメントサービスが手掛ける物を使用するそうで、下段ラックが入庫後1時間無料で3時間ごとに100円、上段が8時間ごとに100円という料金体系になっています。現段階では物件紹介の段階ではあるものの、内科や脳神経外科に対応したクリニックの募集も行われていて、図面などが確認出来るようになっています。また、前述のLUUP用ポートの置き場付近には、新宿消防団のものとみられる看板もあり、大型の災害が発生した時などには対応拠点の1つとして稼働する可能性があります。

流石に本日の段階では「人が住んでいる雰囲気」などは一切ありませんでしたが、入り口では警備員の方が2人待機し、北側に整備された正面の入り口付近では、小さめのトラックから何かしらの資材などを搬入している人の姿もありました。また、建物内の床にはブルーシートを敷いている部分もあったため、既に前住戸完売の状態になっていることなどを考えると、シティタワー新宿ぐらいの賑やかさが、そう遠くないうちに生まれてくるかもしれません。なお、既に不動産サイトでは定期借家という形で32㎡で家賃が計約19万円、90㎡台の3LDKで約4億円という各物件情報も紹介されています。