明治安田生命新宿支社の元職員が行った不正 合計約1.3億円の被害を確認

明治安田生命
明治安田生命の職員だった女性が1994年から退職まで行った着服などの行為に関する調査結果が発表され、同社による弁済や和解金の支払いが行われたこと、総額の「被害額」などが明かされています。

情報を公表した2022年には、3世帯の4人に対して約2000万円の金銭を不正に取得したことなどを報告しており、後に金融庁が立ち入り検査を実施したり、会社が該当の元職員への刑事告発を行ったりしていますが、それぞれ行政処分や起訴などは行われませんでした。また、現在80歳だという女性の体調などを考慮しながら、不正に関する調査などを実施したことも併せて説明しています。

調査終了の報告では、最終的に5世帯の10人へ約1.3億円の被害があったことを確認し、被害金額の弁済や和解金の支払いも済んでいることを改めて説明しています。また、今回の発表に合わせてコンプライアンスやリスク管理の「高度化」に関する発表も行っており、今後はコンプライアンス教育などを行う総務課長の役職を新設したり、意見交換の場を設けたりすることを予定しているとのことです。ちなみに、現在新宿支社は新宿住友ビルに移転して営業を継続しています。



明治安田生命、元営業職員による金銭の不正な取得に関する調査終了について発表 – 日本経済新聞
当社における営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢のさらなる高度化に向けた取組状況のご報告 – PDF
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