新宿駅の駅員さんですらも鉄道会社をまたいでしまうと「わからないです」と返事をしてしまうことがあるほど複雑に入り組んでいる新宿駅を案内する目的で、JR東日本が9日から駅構内を案内するスマホ用アプリを提供しています。
「駅構内ナビ」と名付けられているこのアプリでは、GPS機能を使用することなく、駅構内に設置された端末からBluetooth機能を使って自分の居場所を確認する事ができるようになっているもので、キオスクやトイレなどの各設備への案内が行えるようになっています。ただし、対応しているのはJR東日本の敷地のみに限定されているようで、隣接する小田急線や京王線、東京メトロや都営地下鉄などの各路線や駅構内の様子は確認することが出来ませんでした。
JR東日本では約1年半前にも同様の仕組みを用いて実証試験を行っていましたが、当時は東京駅のみが対象駅となっていました。が、今回のリリースにあたって新宿駅が追加され、Android端末への対応や英語での案内なども可能になり、外国人観光客の方にも優しいアプリになっています。ただ、今後は東西自由通路の整備も予定されていたりするので、時期によっては現在地が柱の中にあるなどのちょっとした「誤差」も生まれるかもしれません。
・JR東日本、東京駅と新宿駅構内をナビするスマホアプリ、現在地から目的地へのルート案内やコインロッカーの空き情報も -INTERNET Watch