数年前までは地元に住んでいる一部の人からホームレス広場だなどと言われた芝生広場ですが、イベントや花見のスペースとして生まれ変わり、すっかり過去の面影は無くなっています。そもそも新宿中央公園からホームレスの人々の姿がだいぶ無くなりましたが、新宿区全体で見ても、ホームレスの人数が100人を切ったことが、都の調査によって判明したそうです。
かつてアントニオ猪木さんが行っていた炊き出しでは有名人が行ったものということもあって中央公園の北端から新宿ナイアガラの滝あたりまで行列ができたり、NHKの動画にもあるように雨の日は都庁の下側に沢山のダンボールハウスが作られるなど、非常に多くの人が新宿駅周辺や都庁周辺で寝泊まりをしていました。現在も謎の大きな荷台を押して街中を歩き回ったり、シャッターが降りたばかりの百貨店の入り口付近に陣取って寝る準備を行うといった「昔ながらの生活」を続ける人が多くいるものの、援助活動や雇用の改善などによって人数の増加に歯止めがかかり、減少へとつながったとのことです。
23区全体では807人のホームレスの方が寝泊まりを行っており、新宿区が1割以上を占めている状態ですが、若年層などはネットカフェで寝泊まりするパターンもあるため、こちらの支援活動についても都が行っていくことにしています。
・23区内のホームレスの人数 夏では過去最少 NHKニュース