新宿NSビルに本社を置いている住友不動産が、同じくNSビル内に本社や本社営業センターなどを設けている住友不動産販売の完全子会社化を行う計画を発表し、明日からTOBによって住友不動産販売の株式を全て取得する方針である事を明らかにしました。
一見違いがわかりにくい2社ではありますが、住友不動産は総合デベロッパーとして子会社を通じたりしながら事業の多角化を行っているのに対し、住友不動産販売はラ・トゥールシリーズや通常の不動産販売業務(?)なども手がけたりと、社名の通り不動産販売をメインに扱う会社となっています。ただ、2社は業務柄共通している部分があるため、今回の統合で意思決定の迅速化などを図るとのことです。
TOBは明日からスタートしますが、買い付け価格は3600円を予定しているそうなので、金曜日の終値で100株分を購入できた人は、わずか4日で69600円も得できる計算となります。また、今回のTOBが成立した場合、住友不動産販売は上場20周年を目前にして上場廃止という形になります。
・住友不動産、住友販売を完全子会社化 親子上場解消 :日本経済新聞