「武蔵」の名前が入った手紙 平和祈念展示資料館で初めて展示(東京新聞より)

平和祈念展示資料館近年は大日本帝国海軍の艦艇を擬人化した艦隊これくしょんの影響で、船の名前を検索すると重そうな砲台などを背負う女の子のイラストなどが出てくる機会が増えましたが、上半身をサラシしか巻いていないという刺激的な姿の女性の「元ネタ」となった戦艦武蔵から送られたという手紙が、現在平和祈念展示資料館にて展示されています。

同型艦であり、映画の題材としても使われることのあった大和と違い、武蔵は資料が少ない船だそうで、2015年に元マイクロソフトのポール・アレン氏が武蔵を発見した際の映像は「貴重な資料」とも指摘されています。今回展示されているのもそんな貴重な資料の1つだそうで、大和と同様に船の存在自体が機密情報だった武蔵から送られたことを証明しているそうです。検閲の対象になるためか、手紙自体には武蔵に関することは一切記載されていないそうですが、東京新聞が紹介した手紙の封筒には、裏面の中心に「軍艦武蔵」などと大きく書かれているのが確認できます。

この手紙を含めた様々な資料が展示された「手紙が語る戦争」という企画展は4月23日まで開催されており、他にも終戦の3週間前に召集された男性の手紙など、様々な書簡や手紙が展示されているとのことです。また、学芸員の方による解説も19日と4月16日に行われる予定になっています。



企画展「手紙が語る戦争」 – 館内イベント – 平和祈念展示資料館
・東京新聞:機密の艦名「武蔵」記す書簡 初公開  都内の平和祈念展示資料館:社会(TOKYO Web)

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