同じ住宅街でも、個人経営の飲食店が目立つ西新宿5丁目一帯とは違い、西新宿4丁目は飲食店が少なく、オープンしてもすぐに消えてしまう、ということがしばしば発生ます。方南通りに面したエリアか南側であれば賑わっているのですが、十二社池の上から池の下までの坂沿いでは、ローソンのようなメジャーブランドのコンビニすらも閉店するような一帯となっています。
今回は、そんな坂沿いに出店しているラーメン店の味噌次郎へ行ってきました。大衆料理(?)ラーメンということだけあって、お昼時には近所のオフィスビルで働いている多くのサラリーマンの方などで賑わっていますが、ラッシュ時以外は余裕を持って食事をすることができるため、夕飯や夜食にはちょうどいいお店でもあります。
看板に味噌ラーメン専門店と書いてあったのですが、メニューにしっかりとラーメン以外のものもあったので、今回はつけ麺の大盛りを注文しています。価格は900円と、この周辺の飲食店にしては若干攻めた価格ではあるものの、看板料理としても掲げられている味噌のスープで味わうことができます。スープにはもやしが大量に入っており、もやしを麺に見立ててラーメンとして食べる事も可能ではないかと思ってしまうほどのボリュームでした。
意図的になのかはわかりませんが、麺はきちんと湯切りなどをされていないせいか若干水っぽく、食事をしていくうちに味噌の味が薄まっていきます。ただし、それによって味が落ちていくということはなく、麺が無くなった後には店員さんがお湯割り用のお湯を用意してくださり、最後まで「自慢の味噌」をしっかりと味わえました。
味噌は天下一品の「こってり」並にコクがありますが、しつこく後味が残るということもないので、お昼時に食べても問題はなさそうですが、それを差し引いても味噌であることには変わりがないので、食後に人と会う用事がある方などは注意が必要です。
味噌次郎 (ラーメン / 西新宿五丁目駅、都庁前駅、西新宿駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5