「集客見込めず」で閉店する農家の刺客 閉店日までジェラートをセール価格で販売

新宿マルイ本館
新宿マルイ本館の地下フロアがチカまるイート SHINJUKUになる約1年前にオープンし、今月から3年目に突入していた農家の刺客が、5月6日で閉店することになり、現在事実上の閉店セールを実施しています。

同店は青森県つがる市が手掛ける直営販売店として運営されるという、アンテナショップ以外の業態としては珍しいタイプのジェラート店でもありました。猫のイラストをあしらったパッケージも特徴の1つになっており、それぞれメロンやレモン、チョコレートなどを材料に使用した各種ジェラートを展開してきました。フロア内には休憩スペースが各地にあるため、冷えた状態のジェラートをその場でいただくという楽しみ方もできたのですが、新宿マルイ本館全体で見てもトップレベルの「死角」に位置すると思われる場所での展開ということもあってか、オープン以来お客さんの姿を見かけた事は指折り程度しかありませんでした。

昨日から始まった「ありがとうキャンペーン」では、ジェラートを1個あたり500円で販売しているのですが、こちらの告知についても店内のさらに死角とも言える冷凍庫の下に小さく貼られている程度になっていて、大々的な告知は実施していませんでした。なお、東奥日報によるつがる市への取材によると、オープン初年度の売り上げは340万円、昨年度は300万円未満にまで落ち込んでいたとのことで、個数を単純計算すると1日あたり十数個から30個未満の間での販売数に落ち着いていた可能性があります。



農家の刺客 公式オンラインストア
集客増見込めず5月閉店 つがる市直営の都内ジェラート店|経済・産業|青森ニュース|Web東奥

広告