ハロウィン当日の新宿駅周辺 人の流れが普段とほぼ変わらず?

ゴジラロード
新型コロナの5類移行後初めてとなる本日のハロウィンは、渋谷駅周辺への「集合」を控えるよう通達が出るなど、2019年以前とも若干違う毛色の催しになっていますが、新宿駅の各エリアでもコスプレなどを行う人こそ普段より多いものの、さほど普段と変わらない風景が広がっていました。

日の入り後になると、西新宿一帯でもコスプレを行っている人の姿を30人から40人に1人ぐらいのペースで見かけるようになりましたが、それでも顔に小さなペイントを施していたり、ティアラを模した飾り物を付けている程度の目立たないアイテムを使用する人がほとんどでした。Suicaのペンギン広場やバスタ新宿などでも特段目立った変化はなく、路上ライブ禁止の旗の前で路上ライブを行う人がいるなどの「普段の光景」がいつも通り広がっていました。

いわゆるトー横キッズと呼ばれる未成年などが集うエリアも、普段からコンカフェなどの呼び込みを行う人が列をなして待機しているため、ちぃかわの被り物を行っている10人前後の女性グループやSWATの刺繍が入った薄着の衣類を着用している女性、ハリー・ポッターらしきグッズを身にまとったスーツ姿の男性グループなどを見かけても、特に違和感なく街に溶け込んでいるようでした。ただ、昨日には「ピカチュウ系の衣類」を着用した数十人の団体が何かしらの撮影を行うなど、明らかに通常の歌舞伎町では見かけない風景も広がっていたようです。



普段との違いが顕著に表れていたのは新宿駅の東側からモア2番街までの区域で、帰宅ラッシュなどの光景に紛れていると言う点も相まってか、コスプレしている人の姿が非常に目立っていました。時間帯の関係もあるかもしれませんが、なぜか歌舞伎町よりもコスプレの「濃度」が強まっていて、推しの子のメインキャラである星野アイ、スター・ウォーズのダースベイダーなどを衣装から再現した人の姿がありました。

渋谷駅前にあるスクランブル交差点と違い、コスプレを行っている人が密集するのは歌舞伎町の一部エリアだけだったため、交通状態も特段混乱した様子はなく、警察の方々が交通整理を行っている姿もありませんでした。また、帰宅ラッシュになっても新宿通りの人通りがそこまで多く無かったり、ゴジラロードを通常通り歩けたりしたことを考えると、渋谷でハロウィンの「活動」を予定していた方々が、こちらになだれ込んでくるということも無かったようです。ちなみに、新宿駅の東側エリアではイスラエルによるガザ地区への攻撃を非難する抗議が圧倒的に目立っていましたが、その団体とは全く無関係と思われる魔法使い風のコスプレをした2人組の女性が、顔に六芒星らしきペイントを施した上で自撮りをするという一幕もありました。

〈写真多数〉渋谷だけじゃない…「こっちは無法地帯やなー!」「あっちがダメなんで来ました」“歌舞伎町ハロウィン”のリアル | 文春オンライン

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