新宿区オリジナルの「ふるさと納税の返礼品」本日から本格的にスタート

新宿駅
税収が減少した地方自治体の増収策として導入されたふるさと納税制度ですが、同制度の導入が新宿区もスタートし、新宿区内の企業などが手掛けた商品などを返礼品として受け取れるようになりました。

新宿区内初の超高層ビルである京王プラザホテル、地域行事とも密接な関係を持たれているタカノフルーツパーラー、新宿武蔵野館などを運営する武蔵野興業、文字通り新宿駅の真横にある京懐石 柿傳の他、新宿OOTORI、但馬屋珈琲店、新宿中村屋、京王百貨店、スタジオアルタ、新宿末廣亭などの名前が並び、それぞれの食品類やチケット類などが返礼品として用意されています。

当然ながら新宿駅周辺以外の飲食店や各施設、団体の返礼品もあり、内藤とうがらし、新宿しQハニー、各種染め物などの工芸品も返礼品のリストに入っていますが、JR独自のふるさと納税サイトでは本日からJR新宿駅での駅長体験や終電後の構内見学などの申し込みが始まり、駅長体験に関しては1組100万円で来年の2月と3月に開催されることになっています。また、区長室での撮影や歌舞伎町のパトロールなどを行う「区長体験」もあり、新宿区ならではの取り組みも行っています。



新宿区のみならず、特別区の自治体ではふるさと納税の開始以降から制度活用を起因とする税収減が相次いでいるそうで、3月に発表された情報でも新宿区はふるさと納税を含む「国による不合理な税制改正」などの影響を受けていると主張されていました。今回スタートしたふるさと納税の返礼品提供では、観光から食品、各種工芸までのあらゆる方面からのアプローチを外部に向けて行われているため、従来起きていた税収減の補填だけでなく、ここ数年間の「基金残高」の減少傾向を食い止める一助にもなるかもしれません。

なお、ふるさと納税のポータルサイトによって返礼品のラインナップが違っているため、注目していた品物が無い場合は別のサイトを辿ることで見つかる可能性があります。

区政全般への寄附:新宿区
ふるさと納税の新宿区への影響:新宿区
100万円寄付で1日新宿駅長に 新宿区がふるさと納税の返礼品競争に加わった事情は…:東京新聞 TOKYO Web
新宿区の財政 – PDF

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