
ゴーゴーカレーは西新宿発祥の店舗であり、これまで新宿駅周辺にいくつも店舗を出店してきました。
2004年に新宿本店をオープンさせて以降、これまでにアメリカやインドネシアなどへの展開も行い、日本のカレーを世界に輸出する立役者の一企業へと成長しています。
当初は松井秀喜さんへの敬意や憧れなどを示した上で、店名に「スタジアム」という名前を冠していましたが、いつしかその名前は外れていき、一般的な店名での営業を行う店舗が増えました。ただ、このシステムそのものが消滅したわけではなく、スタジアムの名を冠した店舗は存続を続け、時には増えることもあります。
なお、ChatGPTなどの一部生成AIでは、2003年にオープンしたという説明を行うことがありますが、ゴーゴーカレーの運営会社が2003年に誕生しただけであり、当時は0店舗でした。
メニューの変遷、期間限定メニュー

少なくとも2010年頃以降は、「ビジネスクラス」「エコノミークラス」などの名称でサイズ分けを行っていたものの、こちらに関しても分かりやすさを重視してなのか、S、M、L、XLなどの表記で記載されるようになっていきました。
過去にはお米の代わりに「フルグラ」を使用したカレー、プレミアムフライデーに合わせた食べ放題メニューなどの提供を行っていたのですが、これらについても既に全てサービスを終了しております。プレミアムフライデーに関してはチキンカツ、ロースカツといった各種基本メニューだけでなく、ハンバーグやチキン南蛮など、通常時はあまり頼まないメニューもいくつか提供されていました。
2025年現在、西新宿にゴーゴーカレーの店舗は1つもなく、現在は新宿駅の東側に点在しているのみになっています。一方、同年には中野区内に新店舗の出店を果たしました。同店限定メニューとして、2:50という名前が付いたカレーも提供されていたのですが、過去に江頭2:50さんが出演する「エガちゃんねる」にて、江頭さんが同店のカレーに対する辛口のレビューをした事から、この名前のカレーが出来上がったものと見られています。
https://www.instagram.com/reels/DHZ1MpXsULb/
・『裏メニュー「2:50」終了!…やっぱりあの件のせい?』by kinokopower : ゴーゴーカレー 中野駅北口スタジアム – 中野/カレー [食べログ]
ほぼドミナント戦略と閉店ラッシュ
西新宿には、発祥の地である新宿総本店が存在しており、この他にも西新宿店や渋谷区内に位置する新宿南口店が営業を行っていました。いずれの店舗も居抜き形式での出店を実施し、コストを最小限に抑えながら、多くの方々にカレーを提供するという方程式を生み出し、着実に収益を上げるなどされていました。
しかし、一時期にはチェーン店全体で規模の縮小を余儀なくされる時期が来ました。この閉店ラッシュに合わせるような形で、上記で挙げた店舗はほぼ全て閉店し、2025年時点では新宿東口駅前スタジアム、歌舞伎町スタジアムの2店舗が稼働を続けています。
どちらの店舗もカウンターテーブルを設置し、一度に十数人しか食事できないものの、トッピング券の配布が行われるゴーゴーデー、ゴーゴーバースデーの両イベントとも、そこまで込み合う様子は見せていませんでした。はたから見ると人気そのものが無くなったようにも見えるのですが、ただ行列が形成されなくなっただけであり、特にゴーゴーバースデーの開催時は、開店直後も夕方も明らかに人の入り具合が違っています。
新宿御苑スタジアムの名物店員
2025年にオーベルジーヌが移転先に選んだビルから徒歩1分程度の所には、ゴーゴーカレーの新宿御苑スタジアムがあります。同店の店員であり、元相撲部だという「太一丸」さんをフューチャーした動画がInstagramに投稿されており、まかないで食べるおすすめメニュー、ワールドチャンピオンクラスに挑戦する動画などが公開されています。
個人的には、西新宿1丁目にあった新宿総本店で元気な挨拶をする40代くらいの店員の方が、とても印象に残っています。
社長交代後に起きた変化
2023年、創業者である宮森宏和さんに代わり、これまでIT業界を渡り歩いてきた西畑誠さん(西畑男児さん)が社長を引き継ぎ、新しいゴーゴーカレーの姿を作り上げようとされています。
社長交代後、目に見えて変化したのは会計システムの変更です。吉野家などでも対応したキャッシュレス決済に追随し、同店でもクレジットカードでの決済が可能になりました。
外国人観光客の方が現金不足で店舗を後にする姿を何度か確認しており、決済手数料を考えても明らかな機会損失に繋がっていたのですが、今回の決済システム追加によって日本円を持たずとも同店のカレーを楽しめるようになりました。
2025年には「世界に元気を届ける!!そして自分たちも元気に!!ゴーゴーカレー2.0」というスローガンを掲げています。2.0という標語から若干時代を感じるものがありますが、それでも社長自ら店頭に立って宣伝を行うなど、これまでとはまた違ったゴーゴーカレーの姿を見せてくれています。
楽天で買えるゴーゴーカレー
公式のオンラインショップとは別に、楽天市場とAmazonにもショップの展開を行っており、毎月5の付く日にはレトルトカレーのセールを行うなどしています。
2022年には、18000円の60食セットを10800円で販売するという、かなりお得なサービスを行っていたのですが、2024年以降はそこまで派手なキャンペーンを行うことが無くなり、いくつかの商品が10%引きになる程度に収まっています。また、60食セットに関しては2025年時点で22200円に値上げされています。
ただ、実際に店頭で一食を食べるよりお得な価格なので、スーパーの総菜と合わせて調理することにより「ジェネリックゴーゴーカレー」を楽しむことが可能です。
オンラインストアではカトラリーなどの販売も行っているので、自宅でゴーゴーカレーを本格的に楽しみたい方は、このような方法で楽しんでみるのも良いかもしれません。
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