甲州街道沿いに植えられている木の1つを「撤去」へ

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

西新宿3丁目の南部には甲州街道が通っており、山手通り同様、ここを境に渋谷区と新宿区の境界線が敷かれています。一部区間は上部に首都高も走っており、都庁の横へと抜ける新宿出入口があります。その高速道路の下にある歩道には、何本かの木が植えられていますが、そのうちの1本が国土交通省によって撤去されることになりました。

木に貼り付けられた紙には撤去理由も記載されていて、「烏が巣をつくったため」だと説明されていました。以前から甲州街道沿いに植えられている木は数年に1本ペースで伐採、もしくは撤去されてきましたが、大体の理由を占めていたのが台風などの影響による「木の傾き」となっていたため、今回のような原因で撤去が進められるのは珍しいケースかもしれません。

国交省側が命令を出せば、いつでも撤去できるような準備が進められているものの、烏の習性では、一度巣を作った後にすぐ巣や木を取り除くと近くに再び巣を作ってしまうらしく、張り紙にも「時期を見て撤去します」という一文が添えられていました。通常であれば新宿中央公園などに巣を作るのが普通のようなのですが、人通りどころか車の交通量も他の幹線道路と比べても多い場所に巣を作ってしまうと、作業も少々大変なものになってしまうかもしれません。

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