都議会議事堂内に保育所を開設へ(日本経済新聞より)

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

新宿区内では、今から20年前に大規模な小中学校の合併が行なわれ、西新宿小学校や西新宿中学校、柏木小学校などが誕生しましたが、現在も子供の数は減少しています。一方で、保育所などに通えない待機児童も増加したことがあり、区を挙げての対策も講じられています。

そんな中で、東京都庁に隣接する形で存在している都議会議事堂で新たに保育所が設けられることが決まったようで、今月から運営を行う事業者が公募されます。0歳から2歳までの48人が定員となっており、定員の半数を新宿区民が、残る半数を東京都の職員や近隣企業に働いている人の枠になるとのことです。基本保育は7時から18時までの11時間ですが、延長保育が18時から22時までとなっており、最大で15時間にわたって施設が開かれることになるようです。

この保育所には体調不良に対応するための看護師が常駐するとのことで、急な発熱や保育士さんでは対応できなかった急な疾患にも対応できる非常に強力な「バックアップ」も備え付けられていますが、保育料は一般の認可保育所と同額に設定される予定です。



IBMやドワンゴのようなIT企業では「事業所内保育施設」が、GMOインターネットや花王、井村屋などでは「社内託児所」が設置されていますが、今回は東京都が自ら「事業所内保育所」を開設することによって、同施設のモデルケースを提示していくそうです。

都庁内保育所の設置について
都庁内に保育所、16年10月に開設 定員48人の半数は地域枠  :日本経済新聞

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